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■政府主導のクールジャパン計画は上手くいくのか?僕はそうは思わない…
平成22年6月に経済産業省が、日本の文化産業の海外進出・人材育成などの促進を行う目的で創設された「クール・ジャパン室」。
政府は25年度予算から500億円を出資し、官民出資の基金「クールジャパンファンド」を今年6月にも設立する方針です。
クールジャパン(Cool Japan)とは、日本の文化面でのソフト領域が国際的に評価されている現象や、それらのコンテンツそのもの、または日本政府による対外文化宣伝・輸出政策で使用される用語です。
1990年代に、イギリスのトニー・ブレア政権が推し進めたクール・ブリタニアが語源とされ、ジャパンクール(Japan Cool)と呼称される場合もあります。
さて、政府主導の「クールジャパン」戦略は上手くいくのでしょうか?
2010年に東京工芸大学が行った「クールジャパンとして世界に紹介したい日本文化は何か?」というアンケートでは、以下のものが上位にランクインしています。
▼テレビアニメ編
・ドラゴンボールシリーズ
・ドラえもん
・機動戦士ガンダムシリーズ
▼ゲーム編
・ドラゴンクエストシリーズ
・スーパーマリオブラザーズシリーズ
・ファイナルファンタジーシリーズ
この結果を見て思ったのですが、別にこれらって「クールジャパン」として紹介するまでもなく、既に世界に広まっていますよね?
もし、日本政府が、世界戦略で成功している“ハリウッド”や“韓流”を意識して「クールジャパン」を成功させようとしているなら、非常に危ういと思います。
なぜなら、僕は“ハリウッド”や“韓流”がカルチャー(文化)だとは思わないからです。
批判を恐れず言いますが、あれは“道化”です。
クールジャパンの礎となる「日本文化」は、政府が育てようと思って育つものでもありませんし、ましてやそうやって育って世界に広まったワケでもありません。
僕は日本政府にこう言いたいです。
本当にクールジャパンを成功させたいなら、国民から巻き上げた税金から数百億円をぶっ込むのではなく・・・
法人税を大幅に引き下げてください!
ではまた!
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