■日本人はコンテクストで会話をし、欧米ではコンテントで会話をする件
今日は以下の2つの言葉をご紹介します。
・コンテクスト(context)
・コンテント(content)
あまり聞き慣れない言葉だと思いますが、この2つはコミュニケーションの拠り所です。
・コンテクストとは、「状況や関係」のことです。
・コンテントとは、「言葉、数字など耳から聞こえる、または目で見える情報」のことです。
「暗黙の了解、一を聞いて十を知る」という前提が成り立つ日本人のコミュニケーションスタイルは、ハイコンテクストのものです。
それと対照的に、欧米諸国の多くはハイコンテントなコミュニケーションで、「実際に言った言葉」に比重が置かれます。
グローバル・ビジネスの様々な局面で、日本人マネジャーのマネジメント能力が問われています。
この原因の1つが、コンテクストに依存した日本人のコミュニケーションスタイルにあるといいます。
多様性が高いグローバル組織の環境では、コンテクストに依存したスタイルよりも、コンテントが明確なコミュニケーションが求められるからです。
グローバルな環境で日本人マネジャーがしなければならないのは、コンテクストフリー(関係や状況に左右されない)な状況で発揮できる能力を身につけることです。
具体的には、明確な言葉、明確なロジック、明確な思考の枠組みという「コンテンツ」で意思疎通を行えるスキルを習得することです。
−(MBA経営辞書より引用)
何も説明もなく、腹の中では意志の疎通を交わし話を進めていく「なぁなぁ」で仕事をしている人や環境は要注意です。
そんな人や環境は、押し寄せるグローバル化の波に飲み込まれて撃沈する可能性大です。(近い将来に!)
明確な言葉・明確なロジック・明確な思考で話をする習慣を今のうちから鍛えておきましょう!
一番身近で手っ取り早く鍛える方法は、ブログなどで自分の考えを理路整然と日々アウトプットするですね。
ではまた!
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